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娘が六年生の運動会で学んだこと


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今はもう18歳になった娘が、小学校六年生の時の運動会のことです。

最近、危険だから禁止の対象として話題になっている組体操のピラミッド。

決してこのお話は、その組体操の賛否について述べる意図ではありません。

娘の学校でも、危険性が言われるようになり、
少しずつ人数を減らした小さいピラミッドになりましたが、
娘の年は、最後の100人ピラミッドに挑戦することになったのです。

毎日毎日繰り返す練習、それがどんなに厳しく張り詰めたものであるか、
娘の話からも想像できました。

体格のいい我が娘は、下から二段目、
その上、ピラミッドの中心あたりの位置であるため、
表からは全く見えない位置に配置されました。

ある時、私はポツリとこんなことを言ってしまいました。

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「上に乗れる子はいいよね。重たい思いもしないでいいし、目立つしね。

 写真にもちゃんと写るしさ」

すると娘は、真剣な表情で私に言いました。

「お母さん、私の上に上がっていく人は、
 みんなものすごく気を使ってくれるよ。
 痛い?ごめんな、もうちょっと頑張って!もうすぐだから頑張って!って。
 自分たちはすごく怖いんだよ。
 高いのに、グラグラする人の背中にのぼるんだよ。
 怖いの我慢して、下の子のために、どれだけでも早く上ろうと必死なの!

 楽な役の子なんて誰もいないの!」

私は感動しました。

ピラミッドの練習の中で、この子たちは、
ものすごく大切なことを学んでいるんだ。

自然に学んだんだ。

本番の運動会当日、100人のピラミッドは、
息を飲んで見守るグラウンドにいる全ての人の前で、みごとに成功!

子供たちの素晴らしい笑顔に、保護者たちは涙、涙。

一生忘れられない、素晴らしい運動会でした。