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ちょっといい話『自分には検事を』


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松下幸之助さんには、数々の名言がありますが、
これはその中でも最も人間の本性を辛辣に
言い当てたものではないでしょうか。

人はついつい、自分に甘くなってしまうものです。
自分を正当化し、言い訳をしてしまう。
だから、いつも自分の心の中に「検事」を住まわせ、
「間違っていないか?」と糺しつづけなければいけません。
でも、「自分に厳しい」だけでも、人生は上手くゆきません。

サラリーマンをしていた時の話です。
頭脳明晰で知られる部長がいました。
もちろん、仕事がすこぶるできる。
その部長は、「自分に厳しい」ことで有名でした。
そうでなければ、結果は出せません。

しかし、「自分に厳しい」だけでなく、「人にも厳しい」人でした。
というより「厳しすぎ」ました。
部下が、何か一つでもミスをすると、徹底的に責めました。
大勢の前で罵倒するのです。

そのせいで「うつ」になる人もいました。
余分なことは言わず、みんながイエスマンになりました。
上司なので、誰もが従いましたが、心はどんどん離れてゆきました。

そして退職するとき、陰で「ああ、ホッとした」と言われました。
そのことを知らぬまま、辞めて行かれました。
「自分に検事を、相手には弁護士を」。言うは易し。
一生の課題です。

 

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