堂場 瞬一 『見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 』読了
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内容(「BOOK」データベースより)
皇居周辺でジョギングを楽しむ女性が立て続けに襲われる。被害者にランナーである以外の共通点はなく、通り魔的な犯行と考えられた。皇居周辺は千代田署と半蔵門署で管轄を分割しており、一之瀬は同期の半蔵門署刑事課・若杉と共に警戒にあたるが、第三の事件が発生。女性タレントが襲撃された。二人は彼女の警護を担当する。
若いキャラクターの成長を読むのが楽しい作品。
前作よりも考え方、仕事の取り組み方がしっかりしている。
しかもそれを見守るベテラン刑事の考えが
自分の考えとシンクロしていて楽しい。
女優、モラハラと・・人間味溢れる形に整えすぎてる感はあるけど、
最近の若い人に、生きる重みや
人の生き様を尊重することの重要性を感じさせるには
すばらしい内容だと思う。
最近、勤務先の30代がちょっと、他人を尊重しない傾向が
見えてきたので、いろんな意味で読んでいて
ストレス解消になった。
けど、こんな全と有望な若手の教育係りの
藤島刑事が羨ましい。(笑)