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歌野 晶午 『密室殺人ゲーム・マニアックス』読了


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内容(「BOOK」データベースより)
“頭狂人”“044APD”“axe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で仕掛ける推理バトル。出題者は実際に密室殺人を行い、トリックを解いてみろ、とチャットで挑発を繰り返す。謎解きゲームに勝つため、それだけのために人を殺す非情な連中の命運は、いつ尽きる!?



密室ゲームシリーズ、結構面白かった。

小説世界独特のフィクションの世界でも、

最近のSNSの使われ方を観ていると、

こんなことも現実にありうる。

いや、この小説ほどではないが、

同じような事件があるから、現実的に感じる。

本来なら、警告的な意味合いの小説で終わりなんだけど、

実際、警告より予言に近くなっている。

それだけ、現実社会、とくに常識を知らない若い人は

この小説を現実にしてしまう恐れがあるから、

反対にただ面白いだけでなく、恐ろしさを感じてしまう。

現実は警察がもっと強いと思うが・・・

けど、改めて生きることはゲームではないと思う。

今の若い人はゲーム感覚で生きているのかな?