伊坂 幸太郎『あるキング 完全版』読了
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内容(「BOOK」データベースより)
山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのか―。群像劇の手法で王を描いた雑誌版。シェイクスピアを軸に寓話的色彩を強めた単行本版。伊坂ユーモアたっぷりの文庫版。同じ物語でありながら、異なる読み味の三篇すべてを収録した「完全版」。
同じ物語を3つ連続読み。
正直、読み疲れました。
3つとも展開は同じだけど、
雰囲気とか、あいまいな要素に違いがあって、
微妙な面白味があった。
共通項は苦難の根源は嫉妬って感じ。
人の嫉妬は根深い。
けど、困難に慣れることは、何よりも恐ろしい。
そして、困難を受け入れ立ち向かうことが
人が生きること。
独特の伊坂ワールドだなあ。
曖昧な部分が多いのが難点だけど・・・