「やっぱりみんなで食べるご飯は美味しいなぁ」
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<心に響いた「たった一言」>
「やっぱりみんなで食べるご飯は美味しいなぁ」
<「たった一言エピソード」>
うちは料理をすることが好きな父と料理をすることがあまり好きではない母でした。
父は仕事が休みの時は朝から私のお弁当まで作ってくれるほどでした。
晩御飯も「今日は新作だよー」といろいろな料理を私たちに食べさせてくれました。
でも母が4年前に亡くなり一人になると全く料理をしなくなってしまったのです。
父の背中はいつも寂しそうでそしてどんどんと小さくなっていました。
どうにか父に元気を取り戻してほしいと思って私は帰省する度に外食ではなく、
一緒に料理をしよう!と誘います。
「これはどうやったらいいの?」
「美味しい!どうしたらこの味になるの?」
おふくろの味ならぬおやじの味を伝承してもっています。
父も最近は父娘ペアの料理教室を楽しんでくれている様子。
実家のテーブルにたくさんの手作り料理が並ぶと、父、私、孫と全員で
美味しい料理を囲みながら笑顔が弾けます。孫も
「美味しいねー。じいじ。」
「じいじ、料理上手」
と喜びます。最後に父はいつも
「やっぱりみんなで食べるご飯は美味しいなぁ」と締めくくります。
料理は誰かのために作るともっとおいしくなるんだね。
また一緒に料理しようね。そしておやじの味をもっともっと教えてね。