鍵山秀三郎 「小さな実践の一歩から」
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「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた」
というのが、私の人生のすべてです。
何一つ難しいことはやっていません。
人ができそうにもないことをやったことは一つもありません。
いや、一つもないというより、
人ができそうにもないほど難しいことをやる能力が私にはまったくなかったし、
今もありません。
では、どうするか。
だれにでもできる簡単なことを、
だれもが嫌になって続けられないことをこつこつと続けてきました。
人から嘲笑されたり無視されたりという目に遭いながらも、それに耐えてきました。
これが私のような意気地なしが、
社会で悪いこともせずに、こうして事業ができた唯一の理由です。
しかも、私が「愚鈍だ、馬鹿だ、能なしだ」と言われながら、
それをやり続けてきたその姿に感動してくださった方がいっぱいいて、
その方々が私に思いもよらない幸運をもたらしてくださった。
これが私の人生です。
ですから、事業でどれだけ利益を上げてどうしたこうしたとかいうようり、
すべて人様から思いもよらない幸運をもたらされて、
それによって事業が育ってきたし、また育てられたというのが私の姿です。
引用:小さな実践の一歩から
鍵山 秀三郎 著
致知出版社