笹本稜平『還るべき場所』読了
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内容(「BOOK」データベースより)
世界第2の高峰、ヒマラヤのK2。未踏ルートに挑んでいた翔平は登頂寸前の思わぬ事故でパートナーの聖美を失ってしまう。事故から4年、失意の日々を送っていた翔平は、アマチュア登山ツアーのガイドとして再びヒマラヤに向き合うことになる。パーティに次々起こる困難、交錯する参加者の思い。傑作山岳小説、待望の文庫化。
山岳=山登りのイメージが強くて、
スポーツというより娯楽という感じ。
この作品を読んで、山岳は命を賭けてスポーツ。
命がけだからこそ、命の重さ、
ひとつのミスが大きなトラウマとなる。
そして、生きることの意味、重さを感じることができる。
山岳に関して、全く知識がない私ですが、
読んでいて、熱いものを感じることができ、
読了後は命の意味、魂の輝きを考えさせられた。
我々は「生きている」のではなく、
「生かされている」と痛感する。
だから、生きることではなく、
魂を揺さぶる生き方ができることを探さないと・・・