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王選手にホームラン世界記録の一発を打たれた投手のこと


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誰もが避けたマウンドで真っ向勝負。それでも後悔はない。

1977年、巨人の王貞治選手が放った世界新記録(当時)の
756号本塁打を被弾したのがこの人でした。

元ヤクルト投手、鈴木康二朗さん。

誰もが勝負を避けていた場面で、敢えて勝負を挑んだ度胸は、
結果的に球史に残る記録につながりました。

その鈴木さんが2年ほど前のインタビューで語った談話です。

35年前のあのとき。打たれたら不名誉な記録となりますから、
ほとんどの投手は勝負を避けていました。

フルカウント。

でも、ぼくは四球が一番嫌いです。

王さんは沈むボールが好きではなかったので、
「打てるものなら打ってみろ」という気持ちで、決め球のシンカーを投げました。

ちょっと高かった。

高めのシンカーは棒球です。

痛烈な打球は低かったので、フェンスに当たるかと思ったのですが、
打球はそのまま右翼席へ飛び込みました。

直後の感想は「ああ、打たれちゃった。(不名誉記録は)俺か」でしたね。

その日の夜は、悔しくて1人で飲みました。

でも、次の日には「悔やんでも仕方ない」と気持ちを入れ替えることができましたね。

その日に打たれなかったとしても、みんな逃げているわけだから、
また自分が打たれる巡り合わせになるかもしれないし、とも。

歴史的な本塁打を許した投手には、
サイパン旅行が贈呈されることになっていましたが辞退しました。

旅行ほしさに打たせたと思われては腹が立ちますから。

副賞は打たれたあとに「実は懸賞がかかってまして…」
という風にもってきてくれないと(笑)。

でも打たれてよかった。

鈴木さんは、いろんな意味で「本当に」打たれてよかったと思っています。

その勝負師らしい気概と、
打った王さんへの配慮を感じさせる談話が好感を呼びます>>>

 

でも、打たれてよかった。

これをきっかけに、燃えることができて成績は上がったわけですから。

この年14勝、翌年13勝でチームは優勝。

これで自分の成績が悪くなったら、王さんにも悪い気がしましたから。

僕はマウンドに上がると強気になれるのですが、
マウンドを降りるととても気が弱いんです。

プロ入りのときも、周囲には気が弱すぎて無理だといわれていました。

それがプロで14年もできたのは、
「さあ、打ってみろ」とシンカーをストライクゾーンに投げ続けてきたからでした。

だから、それで打たれたならいいじゃないかと。

王さんには「ありがとうございました」という気持ちです。

打たれたおかげで成績を上げることができたわけですから。

その後、王さんと話をする機会はありませんでしたが、もし会えたらそう伝えたいですね。

逃げない、逃げないから負けても悔いがない。

負けた屈辱は、その後の勝負のバネになる。

王さんのためにも(大記録が本物である証明のためにも)、自分が強くありたい。

そんな鈴木さんの勝負師魂が静かな共感を呼びます。
—————–
プロの勝負の世界独特の個性、感性。

負けても、そのことを糧にする。

まさに、現在のプロ野球では少なくなったように思える勝負魂!!

「負けてたまるか?」って根性が感謝に変わるぐらい・・・

熱い魂を感じる話です。

 

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