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ひんやり&クール商品販売館

「頑張らなくていいよ」


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五年前に初めて出産した時の事です。
生命力に溢れた産声、初めて抱っこした時柔らかくて壊れてしまいそうで、
大事にそっと抱きしめた事、小さい握りしめたままの手、
すべてが愛おしくて涙したのに現実は朝昼夜問わず泣き続ける息子。
オムツも変えた、おっぱいも飲んだ、抱っこもしてるのにどれもダメ。

子どもが産まれてから、途切れ途切れの睡眠しかとっていない私のほうが泣きたいよ。
こんなに頑張っているのに、周りからかけられる言葉は、

「お母さんになったんだから、頑張って!」

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「そんな事で弱音吐いてどうするの!?
 これからもっと大変になるから頑張るんだよ!!」
「頑張って!頑張って!頑張って!!!!!!」

私がもっと頑張らないからダメなんだ。
すべてが愛おしかったはずなのに、
こんな事で辛いと感じる私は駄目な母親なんだ!
と今思えばかなりギリギリの所にいました。

そんな時に母親が、

「充分頑張っているんだから、もう頑張らなくていいよ。
 あなたは毎日毎日よく頑張っているるよ!
 ちょっと位泣かせたままにしていても大丈夫!
 肩の力を抜いて家族をもっと頼っていいんだよ。
 見ておくから一人でゆっくりしておいで」

と言ってくれました。

今まで頑張れ!と言われ続けてきて、必死に頑張っていましたが
母親が今までの頑張りを認めてくれて、
その上で「頑張らなくていいよ」
と言ってくれたお陰で肩の力が抜けました。

今でも実家に帰る度に、
「こんな優しい子に育って、上手に子育てしているね! よく頑張っているね」
と言ってくれます。

いつか私も同じ立場に立った時に、その人を見て
本当に優しい言葉をかけられるようになれるようになりたいなと思います。