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「退化も進化」


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<心に響いた「たった一言」>


「退化も進化」


<「たった一言エピソード」>


2014年10月16日の深夜のことである。
私は事故にあった。9時間にもおよぶ手術の結果、
最悪の事態は免れることができた。

リハビリの甲斐もあり、日常生活は何不自由なく可能になったが、
私はこの事故の後遺症で今もまだ満足に運動することができない。
趣味である器械体操はできなくなった。
もう一生バク転や宙返りをすることはないだろう。

しかし、この事故で学んだこともある。
事故前には普通に朝起きて、大学に行き、友人と会い、
アルバイトに行き、そのような日常を当たり前のものだと考えていた。

病院での入院生活、松葉づえや車いすでの生活は、
私に今までの日常が如何に素晴らしいものであったのかを教えてくれた。
また、入院中は多くの知人が見舞いに来て、
退院後には家族をはじめ多くの方に生活を支えてもらった。
自分が周りの人に必要とされ、また、私自身も周囲の人がいなければ
生きていけないことを改めて実感した。

お見舞いに来てくれた一人の友人が声をかけてくれた。
「退化も進化のうちやで、大丈夫や。」

失ったものは大きい。
私は大きく退化してしまったのかもしれない。
しかし、それ以上に私は学び成長することができた。

事故から一年が経つ。
今私は自分を支えてくれている多くの方への感謝の気持ちを忘れないように、
この素晴らしい日常を生きている。
いつも心のポケットに感謝の気持ちをいれておくことが、
私の大きな進化だろう。