「オトナはみんなサンタになれ」
スポンサードリンク
<心に響いた「たった一言」>
「オトナはみんなサンタになれ」
<「たった一言エピソード」>
仮設住宅で迎えた2度目のクリスマスのときでした。
集会所でのクリスマスパーティーで、幼い男の子が、言いました。
「僕ね、大きくなったら、サンタさんになるんだ。
地震のときね、サンタさんが、いっぱい来てくれたから」
男の子の言うサンタさんは、何も赤い帽子に白いお髭のサンタさんに
限った人のことではありませんでした。
小学校の体育館での避難生活の時、男の子のおばあちゃんが、
ボランティア皆さんのことを「サンタさんがきてくれた」と言っていたそうです。
炊き出しに来てくれた人、物資を運んできてくれた人、歌を歌いに来てくれた人、
励ましに来てくれた人たち、すべてのボランティアさんたちが「サンタさん」だったのです。
しかし、テレビでは、クリスマスだというのに、悲しい争いのニュースが流れていました。
自治会長さんが、そのテレビ画面に向かって言ったのです。
「オトナは、みんなサンタになれ。こん子たちのためにさ!」と。