内藤 了『CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』読了
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内容(「BOOK」データベースより)
廃屋で見つかった5人の女性の死体。そのどれもが身体の一部を切り取られ、激しく損壊していた。被害者の身元を調べた八王子西署の藤堂比奈子は、彼女たちが若くて色白でストーカーに悩んでいたことを突き止める。犯人は変質的なつきまとい男か?そんな時、比奈子にストーカー被害を相談していた女性が連れ去られた。行方を追う比奈子の前に現れた意外な犯人と衝撃の動機とは!?新しいタイプの警察小説、第2弾!
書いている内容が、たしかに怖いけど、
あまり恐怖とか、背筋が凍るような感覚がおこらない。
作品中のコミカルな部分で中和されているのかな。
意外性という観点で、
予想外の犯人、その動機の突飛さが、
物語の展開、比奈子の心情と関連して楽しめた。
そして、登場人物の謎もコミカルで・・・
死神女史、厚田、殺人犯の保、
比奈子以外のキャラの個性が
読んでいて面白いし、
死神女史の発言や図々しさには、
笑えると同時に、驚愕もある。
このキャラたち、
読んでいる側を驚かせる個性や事実を
秘めているように感じるから、
次回作も面白そう!!
死神女史の構想の
「猟奇犯罪捜査班」は成立するのかな?